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宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

先月、宮崎県総合博物館に屋外展示されている新富町岩脇にある久家神社宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集を見たのですが、高鍋町からの帰り道に国道10号線を走っている時に思い出し、新富町の久家神社に寄ってみました。
小さな神社です。鳥居の奥に穴が見えます。

宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

岩全体が、宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集の様です。

宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集についての案内板が見当たらないので、
宮崎県総合博物館の案内板の内容です。

新富町岩脇の冷湧水性化石群集
 児湯郡新富町の久家(くげ)神社一帯は、以前から二枚貝ツキガイモドキ(Lucinoma sp.)を主とする密集化石が産出することで知られており、横浜国立大学の間嶋隆一(まじまりゅういち)教授を中心に詳細な研究が行われています。

《これまでに判明したこと》
①これらの密集化石は、冷湧水性化石群集であること
②南北100m、東西60m、層厚(そうあつ)約12mの範囲で分布すること
③群集の中に現存するツキガイモドキ類の生息状態と一致するものがあること
④同じ層準(そうじゅん)から産する界化石から、古水深が50~150mであると推測されること
⑤この群集は、炭素安定同位体13Cに枯渇(こかつ)した炭酸塩(たんさんえん)コンクリーションに凝固(ぎょうこ)され、 そのことがメタン湧出(ゆうしゅつ)の影響を反映したものであること


宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

《冷湧水性化石群集とは》
 熱水や冷湧水に含まれるメタンや硫化水素(りゅうかすいそ)を栄養源とするバクテリアを体内に共生させ、バクテリアのつくるエネルギーを利用し生活している大型生物群集のことを科学合成群集といいます。
 深海の熱水噴出孔(ねっすいふんしゅつこう)や冷湧水水孔(れいゆうすいこう)付近で生活する チューブワームやシロウリガイなどが有名です。
 冷湧水性化石群集とは、科学合成群集のうち、冷湧水に伴なう化石群集のことです。


貝の形がはっきりと分かりますね。

露頭
 野外において地層・岩石が露出している場所のことです。
 地質学の野外調査では露頭を観察することが中心となります。
 露頭からは地層の上下関係、化石や鉱物の産状をはじめとする様々な地質についての情報を得ることができます。
 そのため、地質学者たちは海岸や沢、林道に沿って地質調査を行います。

宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

《岩脇の化石群集の特徴》
 岩脇の冷湧水性化石群集は、温泉を伴なわない浅い海に生息していたことが確認されています。
 このような例は非常に稀(まれ)であり、今のところ九州ではここだけです。
 岩脇の化石群集は温室効果ガスであるメタンの湧出が関係していることから、過去の地球環境変動を研究する上で、学術上非常に重要な化石群であり、今後の研究の進展が注目されます。


宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇

案内板の〔写真〕
久家神社の化石群 岩肌一面に化石が見られます。
(現地で採集することは出来ません)
新富町岩脇 宮崎層群高鍋層
(新第三世紀鮮新世:約200万年前


「宮崎層群高鍋層(鮮新統)の冷湧水性化石群集に関する新知見」には、
 「鳥井ほか(2000)は宮崎層群に挟まれる凝灰岩のK-Ar年代を測定し、高鍋層最上部に挟まれるHUT-1凝灰岩層の年代を2.17Maとした。また,Majima et al.(2003)のT-4凝灰岩層は、彼らのNGT-1凝灰岩層に相当し、2.71Maとされている。」と記載されています。 (Ma) は100万年前

火山第45巻(2000)第3号131-148頁 論説 宮崎層群に挟在する凝灰岩層とそのK-Ar年代より
表2 宮崎層群中の凝灰岩層のK-Ar年代値.
Table 2. K-Ar ages of the tuff beds in the Miyazaki Group.
Sample Material   Size(mesh) K (wt.%)      Rad.argon40(10-8ccSTP/g)  Age      Non Rad. Ar(%)
HUT-1 biotite     50・100   6.357 土0.127  53.59 土2.20           2.17 土0.10  68.4
NGT-1 plagioclase 100・200   0.746 土0.037   7.85 土0.27           2.71 土0.16  63.3

2.17Maが根拠で「約200万年前」と書かれていると思われます。
約200万年前が正しいとすると、新第三世紀鮮新世ではありませんね。

新第三世紀鮮新世 ピアセンジアン(Piacenzian、ピアチェンツァ期)
 鮮新世の地質時代区分の一つで、3.600百万年前〜2.588百万年前までの期間を指します。
 かつては、鮮新世中期に位置づけられていましたが、2009年6月の国際地質科学連合(IUGS)による勧告により、ジェラシアンが第四紀更新世前期に移動したため、鮮新世後期に定義されました。
 370万~100万年前 アウストラロピテクス(猿人)。最初の人類とされる。一定の道具を使用した。

200万年前は、第四紀更新世 ジェラシアンですね。

第四紀更新世 ジェラシアン
 更新世の時代区分の一つです。258.8万年前~180.6万年前までの期間を指します。前はピアセンジアン。
 かつては、鮮新世後期に位置づけられていましたが、2009年6月の国際地質科学連合(IUGS)による勧告により、第四紀更新世前期として定義されました。
 約250万~180万年前 この頃、石器の使用がはじまった。エレクトス原人が出現する(250万年前)。


沢山の化石が見えます。

宮崎の化石 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇
hiroの部屋2 久家神社の宮崎層群高鍋層冷湧水性化石群集 新富町岩脇


皆さんに知られていないのは残念ですね。
案内板が欲しいなあ~


下記の日本の雑誌『化石』等に宮崎層群高鍋層が詳しく書かれています。
 Fossils The Palaeontological Society of Japan
 化石 73, 1-2,2003 宮崎層群高鍋層の冷湧水性化石群集
 化石 78, 1-2,2005 宮崎層群高鍋層(鮮新統)の冷湧水性化石群集の新露頭
 化石 78, 59-63,2005 露頭解説 宮崎層群高鍋層(鮮新統)の冷湧水性化石群集に関する新知見
 火山 第45巻(2000)第3号131-148頁 論説 宮崎層群に挟在する凝灰岩層とそのK-Ar年代


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